ポルノ依存症とドーパミンについて
SNS依存症と同様に、ポルノ依存症も自分の身体に起きているのではないだろうか。
とある本「インターネットポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学」の解説動画を見て、調べてわかったことをまとめてみた。
【科学】AVを見過ぎるとどうなる?【ポルノ依存症】
https://www.youtube.com/watch?v=VjPl-vnVTxA
【20分で解説】ポルノ中毒 やめられない脳と中毒の科学
https://www.youtube.com/watch?v=nn1ibeQ72bA&t=847s
昔と違って、今はスマホで簡単に、無料で、どこでもアダルトに触れることができる。それにはとても危険が潜んでいる。
意識して自制していたとしても、環境によってはネットで意図せずに見てしまうこともある。
例えばピクシブやソシャゲはR18でなくても下着同様の女性の姿が溢れかえっている。
そのため、性的興奮を刺激するものが流れるように目に入ってきてしまう。
ここではそのアダルトの危険性について少し書いていこうと思う。
ポルノの悪い点はドーパミン(快楽物質)が簡単に手に入ってしまうことである。
つまり麻薬、SNS、ギャンブルと同じ依存性が高い行為ということだ。
本来、ドーパミンとは「生理的・社会的欲求が満たされた時」に分泌される。そのため、「ドーパミンを分泌する」という目的のために「人は行動を起こす」ということだ。
わかりやすく言うと「もう少しで手に入りそうでまだ入っていない」時はドーパミンを求めている時と言える。
続きが気になる小説や漫画、レベルがもう少しで上がりそうなゲームの状態の動機はドーパミンによるものである。
ドーパミンを多く得るためなら、人はどんなことでもやってしまう。それは理性すらもなくなってしまう時もある。
例えば、麻薬。麻薬は化学物質によって簡単にドーパミンを分泌することが可能。そのため、ドーパミンを求める状態=依存症になりやすく、ドーパミンのためなら法も犯すことも躊躇わなくなってしまうのである。
ポルノでドーパミンが分泌されるのは生理的欲求のため、それ自体は正常な機能と言える。
問題なのはドーパミンの分泌に慣れてしまうことであり、通常の成功体験で分泌されるドーパミンでは満足できなくなってしまうことである。
麻薬中毒者は「私は大丈夫。コントロールできているから」というらしい。
SNS依存症、ポルノ依存症も症状に変わりはない。麻薬と違ってお金がかからないだけで症状は同じ。むしろ安価で依存症になってしまう可能性が高い。
そういえば、今流行っているウマ娘。あれも一歩踏み込めばギャンブルの入り口。
ギャンブル系の依存症は、「報酬が期待される行為」でドーパミンがドバドバ分泌される。その危険性を理解しないで触れている人が多すぎると、個人的には思う。
自分の話ではあるが、いつも心にある「何をしても満たされない感覚」は様々なドーパミンの分泌に慣れてしまった結果かもしれない。
最近気づいたが、気分ではない時にアダルトを目にすると不快感を覚える。その理由は簡単にドーパミンが出てしまい、見ることを自制できなくなってしまうという不安があるからかもしれないと今は思う。
「ドーパミンを分泌する」という目的。
それに対しての行動が「社会的欲求を満たす」「麻薬を摂取する」「賭け事をする」「SNSの反応を得る」「ポルノを見る」のどれになっているかが非常に重要。
間違ったドーパミンの分泌を行っていると「社会的欲求」等の正しいドーパミンの分泌では満足できなくなり、達成感がえられなくなり、次第に努力そのものができなくなってしまう。
ただ、逆に言えばドーパミンをコントロールできるようになれば自分の意欲を操ることができる。
習慣化についても「努力とその結果与えられるご褒美」を脳が覚える事が出来れば、その褒美のための原動力となる。
大げさかもしれないが、スマホが普及した世界ではそれを支配する人、それに支配される人に分かれていると言えるかもしれない。
世の中の構造に気付いて、搾取されない人間にならなければいけない。