影響力の武器
【要約】
人は自分の意志で判断していることはごくわずかでしかなく、ほとんどのことが環境によって無意識に判断している。
その判断する環境を他者がコントロールしている場合、自分にとっては無意識でも、その判断は他者が誘導した結果であることがある。
相手を承諾誘導する方法について、返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性の6つの心理トリガーを用いられていることを解説している。
【詳細】
①返報性
・相手に借りがあると思うと要求を承諾してしまうこと。
例)無料の試食品を貰うと、買わないことが悪と思えてしまうこと。
・応用するならば
Give and Take (与える人は成功する)
②一貫性
・一度決めたことは簡単に曲げることができないこと。
・間違った判断でも合理的であったと自分を説得してしまう。
例)高額商品の購入を決めた後にオプションで金額か加算されても断りにくいこと
③社会的証明
・自分の考えに自信が無いとき、周りの考えが正しいと判断してしまうこと
例)ブランドや(おとりの)サクラなど他社には価値があるように見せているもの
④好意
・自分の好意を寄せている相手の考えは正しいと判断してしまうこと
例)結婚詐欺など?
⑤権威
・権威を持っている人の考えは正しいと判断してしまうこと。
例)SNSなどフォロワー数が多い人が言っていることは正しいと思ってしまう
・応用するならば
資格や肩書を手にすることで他人からの信用度は勝手に上げることができる。
⑥希少性
・希少なものは価値があるものと誤認してしまうこと。
例)限定商品、限定ガチャ、福袋、タイムセール、
【感想】
自己啓発系は詐欺が多く、この本も詐欺に悪用されることが多いらしい。
だが、「知は力なり」というように、手口を知っていれば騙される確率は極端に減る。
それに、自分に利用できることもある。
記事作成時間:1時間
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